民進党は19日午前、熊本地震災害対策本部(本部長・岡田克也代表)の第4回会議を国会内で開き、関係府省庁の担当者から状況説明を聞いた。
はじめに内閣府から、被害の状態、救援活動、支援活動の状況等についての全体説明があった。その中で、「支援物資は各市町村の物資搬入拠点までは届いているが、被災者の手元にはまだ十分な物資が届いてない」「各市町村が、避難所の状況を把握しきれていない。さらに指定避難所以外に避難している方たちもいる」など、問題点は多くあるとの報告があった。
報告に続いての意見交換で、「激甚災害指定はまだ行われないのか」「震源地が移動しているが、今回の地震と同規模の揺れがあった場合でも川内原発は安全と言えるのか」「被災地支援に米軍のオスプレイを使っているが、安全性の面で不安がある。使うことはない」「感染症対策にもしっかりと取り組んでほしい」などの質問や意見が出され、被災者の不安を取り除くよう、今後も引き続き政府に対して働きかけていくとして会議を終えた。