衆院環太平洋パートナーシップ協定(TPP)等に関する特別委員会の民進党委員は19日夕方、緊急で記者会見を開いた。

 近藤洋介筆頭理事議員と玉木雄一郎議員があいさつし、いわゆる「聖域」とされている重要5項目(コメ、麦、牛・豚肉、牛乳・乳製品・甘味資源作物)も含めて、関税撤廃の除外品目はいくつあるのかを同日の委員会で森山農水大臣に質疑をしたところ、質疑がいったん中断したのち、再開後の委員会で「ゼロである」旨の答弁があったことを報告した。

 玉木議員は、このような状況を踏まえたうえで、「震災があったから継続審議にして、落ち着いた環境で審議を行うべき」「数の力で拙速に進めるのは厳に慎んでいただきたい」と政府への要望を強く訴えた。