民進党は17日午後、駐日外交官らを対象に「カフェ・デモクラッツ」を党本部で開催し、党マニフェスト企画委員長の長妻代表代行が、約40人の外交団(うち大使3人)に対し、15日に発表した参院選の選挙公約となる「民進党の重点政策:国民との約束」についてブリーフィングした。

 藤田幸久国際局長の開会あいさつの後、長妻代表代行が民進党の重点政策の概要を紹介した。特に(1)経済と暮らしを立て直す(2)憲法の平和主義を守る――の2つを大きな柱として記載していると述べるとともに、格差が拡大して富とチャンスが偏り、人々の能力の発揮や個人消費が阻まれており、安倍総理がここに手当てをしていないのが最大の問題だと指摘した。

 党マニフェスト企画委員会のメンバーでもある牧山ひろえ国際局副局長は、待機児童や女性の就労問題など、党の女性政策について補足説明した。

 参加した外交団からは、野党共闘や憲法9条改正問題などについての質問や、女性の活躍についての率直なコメントが寄せられ、活発に意見交換した。