参院選公示日の22日、大分での第1声を終えた山尾志桜里政調会長は福岡県大牟田市に入り、古賀ゆきひと候補とともに安倍政権の暴走を止めようと熱く訴えた。
山尾志桜里政調会長
山尾政調会長は、「保育園落ちた」のブログを国会で取り上げたときの、「誰が書いたものか分からない」という安倍総理の姿勢と、与党議員らの猛烈なヤジを振り返り、「不都合なことには耳をふさぎ、不都合な声はかき消す。これが安倍政権の体質そのものだ」と厳しく批判した。その上で「アベノミクスで景気は良くなっていないという国民の皆さんの実感は正しい。だからこそ、私たちに社会保障の土台をもう1回立て直させてほしい。その先に本当に地域でお金が回る経済が生まれるはずだ」と訴えた。
さらに憲法改正への動きを指摘し、「古賀さんは、表現の自由の大切さを誰よりも知っている人だ。そして真実をきちんと知ってもらうために、私たちの言葉で語りかけてくれる人だ。ぜひ参院に送り出していただけるように、力を与えてほしい」と呼びかけた。
古賀ゆきひと候補
古賀ゆきひと候補は、「立候補を決意した最大の理由は今の政治への危機感だ」と切り出し、格差の広がり、安保法制や憲法、表現・報道の自由など、様々な問題が山積する現状を上げた。そして「民進党は反対ばかりの党ではない、暮らしの底上げをする政策がある」として総合合算制度や同一価値労働同一賃金を制度化する法案など、具体的な政策を紹介した。
「福岡県にはまだまだ眠っている原石がある。これを磨き、発信するお手伝いをさせてほしい。新たな産業を創出し、国際交流することが、平和への礎になる」「福岡には『古賀さん』という政治家はいっぱいいるが、古賀は古賀でもゆきひと。国民の声、福岡県民とともに進む古賀ゆきひとだ」とアピールした。
地元選出の野田国義参院議員も「安倍政治の本質は『自分さえよければいい』『今さえ良ければいい』『お金さえあればいい』だ」と指摘し、安倍政権の暴走をストップさせようと呼びかけた。