民進党は23日、新しいCM「ダレノミクス?」3編を党本部で記者発表した。CMは参院選が公示された22日から、エリア選定した放送局と、全国の主要都市の街頭ビジョンなどで展開を開始。インターネットでは24日から公開する。
CMは「農家編」「介護編」「奨学金編」の3つ。「農家編」ではTPPによって発生しうる海外産品との価格競争や政府の政策転換によって影響を受ける個人農家が抱える不安を、「介護編」では、離職して親の介護に従事する男性が、年金が減額される中でどこまで生活を続けていけるかの将来不安を、「奨学金編」では、大学に通うために借りた奨学金を、就職後に生活しながら返済することが本当にできるかと不安を覚える大学生の思い――等を伝えている。出演者は全て実在する人物で、リアルで切実な声を通じて、「アベノミクスは果たしてダレのものだったのか?」と、アベノミクスの歪みについて問題提起する内容となっている。
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藤本祐司議員
記者会見に臨んだ藤本祐司企画広報委員長は、「アベノミクスについて安倍総理は都合のいい数字を挙げるが、本当に実感としてうまくいっているか、問題提起したい」と語った。