蓮舫代表代行は24日、神奈川県横浜市内で党公認の、かねこ洋一候補とともに街頭に立ち、「かねこさんを何としても勝たせていただきたい」と支援を訴えた。
蓮舫代表代行
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蓮舫代表代行の熱弁。左は神津連合会長
蓮舫代行は、強い者をより強くすれば経済が良くなるというアベノミクスの発想は高度成長期の手法だとし、「時代が変わったのに、50年前と同じ政策をやっても実体経済は動かない」と喝破。さらに自民党政権で不安定雇用を増やしてきた結果、世帯所得は下がり、消費は冷え込み、貧困を増やしてきたと説明し、「人に投資をして一人ひとりの生産性を高め、成長可能な日本をつくることだけが処方箋だ」「民進党がつくりたいのは『人への投資の好循環』だ」と力説した。
その上で、かねこ候補者について「机の上でではなく、現場に行って必要なことを考える経済の専門家」と評し、「貴重な仲間が大変厳しい戦いを強いられてる。高い山を切り崩すためには相当な力が必要だ。どうか私たちに、もっと力を与えてほしい」と訴えた。
かねこ洋一候補
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かねこ洋一候補者は「われわれの子ども、孫たちに日本をきちんとした形で手渡していかなければならない。弱肉強食の社会ではいけない」と切り出し、政府の経済財政諮問会で発言力を持っているベンチャー企業の成功者や大企業の社長らは、自らの企業の利益のために政治を利用する「政商」だと強く批判。「ビジネスで成功したからといって経済政策に精通しているわけではない。一時期に大きな利益を上げて『後は野となれ山となれ』という政策ではいけない」と訴えた。
その上で、自身にも中2と小3の娘がいるとし、「この子たちがおばあちゃんになった時、日本はどうなっているんだろうと思うと夜も眠れない。おかしな日本にはしたくない。今の政治を正したい」「与党は強く、選挙戦は大変厳しい状況だ。しかし負けるわけにはいかない。どんな壁も克服して理想の社会をつくりたい」と力強く決意をアピールした。
演説会には神津里季生連合会長も駆け付け、「かねこさんは、民進党きってのエコノミストであるだけでなく、働く者の思いにもっとも寄り添ってくれるエコノミストだ」と紹介し、「皆さんの力で引き続き参院に送ろう」と呼びかけた。
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柏木・連合神奈川会長(左)、中谷一馬神奈川7区総支部長(右)も支援を呼びかけた。