山尾志桜里政調会長は6日、兵庫県神戸市を訪れ参院選党公認のみずおか俊一候補の応援演説を行った。神戸大丸前の街頭演説では、赤松広隆両院議員総会長、岸本周平ネクスト農林大臣、地元選出の井坂信彦衆議院議員とともに、みずおか俊一候補への支持を訴えた。
山尾志桜里政調会長
山尾政調会長は、一昨日の『日本死ね、言っている場合じゃない』という稲田朋美自民党政調会長の発言に触れ、「皆さん、いつから私たち国民は、(1億総活躍社会の)日本を良くするための運動員になったのでしょうか。上からやりたいことを押し付けるんじゃなくて、皆さん一人ひとりの声のなかから、やらなきゃいけない課題を察知して、一つひとつ解決していくのが政治家の仕事じゃないですか」と批判し、そういった活動をしっかりやってきたのが、みずおか候補だと紹介。同候補の当選に向けていっそうの支援を求めた。
赤松広隆両院議員総会長
赤松両院議員総会長は、「戦争ほど、残酷なものはない。戦争ほど、悲惨なものはない。だが、その戦争はまだ、つづいていた。愚かな指導者たちに、ひきいられた国民もまた、まことにあわれである。」という池田大作創価学会名誉会長の著書『人間革命』の一節を引き合いに出し次のように訴えた。「まさに戦争は、残酷で悲惨なもの。だから公明党は、平和の党に徹しなければならない。そのことをあの『人間革命』の中で書いている。しかし現実はどうか。自民党に引っ張られているかどうか分からないが、去年の国会では、あの憲法違反の安保法制を自民党と一緒になって強行採決し、今また、この参院選挙で3分の2以上の議席を占めることがあれば、自民党・公明党が中心となって憲法改正まで踏み込み、世界のあらゆるところにアメリカ軍と一緒に日本の自衛隊が展開をするようなことになる。その牽引者となっている。本当に公明党を支持している創価学会員の真面目な皆さん方は、本当に今悩み苦しんでおられると思う」と、与党が改憲に突き進んでいることに警鐘を鳴らした。
みずおか俊一候補
みずおか俊一候補は、教員として勤めたあと「教育にこそ政治の力が必要」との想いから2004年の参院選に立候補し当選。民主党政権時代には、高校授業料の実質無償化に尽力した。現在、参議院議員2期12年を勤め、3期目の当選を目指している。