前原誠司ネクスト財務担当は7日午後、三重県四日市市で開かれた街頭演説会で、芝ひろかず候補の応援演説を行った。地元三重県の中川正春衆院議員も参加した。
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芝候補は、「この選挙区は、全国一の注目区だ。今日の様子が、明日の様子がその次の日には変わる。最後まで頑張ったものだけが勝ち抜ける。そしてこの選挙区で私は勝たなければならないと思っている。それは、今暴走する安倍政権を止めなければならないからだ。アベノミクスは3年だが、この四日市の皆さんにも、国民の皆さんにも、景気回復の実感もなければ成果も回ってきていない。8割近くの人がアベノミクスは失敗していると答えている。大企業や富裕層は戦後最高の利益を得たというが、国民には利益の再分配はされていない。非正規で働く人が2千万人もいる。年収200万円以下が1千万人もいる。おかしいですこんな国。政治の軸足が間違っている」と述べ、この選挙に勝って、安倍政権の政治の流れを変えていきたいと訴えた。
安保法制・憲法について芝候補は、「昨年の9月に、国民の8割が『もっと審議を』と言っているなか、暴力的に成立された安保法制は、3月末から運用は始まっているが、実際の運用、駆けつけ警護などで自衛隊を動かすのは参院選が終わってからだという。本来であれば、この参院選で争点として国民の声を聴くべきものだ。また安倍総理は憲法改正も安倍総理は虎視眈々(こしたんたん)と狙っている。この参院選に勝ったら必ず変えてくる。でも争点にはしない。皆さんそれでいいのか」と訴えかけ、国民の皆さんの安心・安全が脅かされないよう取り組んでいくと述べた。
前原誠司ネクスト財務・金融大臣
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前原ネクスト大臣は、「伊勢・志摩サミットがあった。その参加7カ国の中で一番経済成長率が低かった国は日本だ。なぜかというと、経済の6割を占める消費が落ち込んでいるからだ。物価は上がるが賃金は横ばい。そして年金の支給額は下がる。皆さんが使えるお金が減り続けているのがアベノミクスだ。このような状況だから消費が落ち込むのは当たり前のことだ。こういう形でアベノミクスを『この道しかない』とやられると、もっと一般の方たちの生活は苦しくなるばかりだ。こんな政策を変えさせるために、芝候補を勝たせてほしい」と述べ、いっそうの支援を求めた。
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