長妻昭代表代行は9日、東京都武蔵野市を訪れて駅前での演説や商店街を練り歩き、参院選党公認の小川敏夫候補の応援を行った。

長妻昭代表代行 

長妻昭代表代行

長妻昭代表代行

 長妻代表代行は「自民党議員ばかりの参院では、問答無用の参院になり憲法や法律までもすぐに通ってしまう。それでは皆さんが高い税金を払って国会議員を雇っている意味がない」と述べた。

 また、この参院選の隠された争点は憲法であると述べ「私たちも憲法が良いように変わればいいと思っているが、今の自民党の憲法改正草案は憲法97条という基本的人権の尊重の条項を丸ごと削除している。本当に愚劣。憲法9条、集団的自衛権を制約なく認めて本当に大丈夫か」と自民党改正草案の内容に強い危惧(きぐ)の念を表明した。長妻代表代行は政府に批判的なキャスターがテレビから姿を消していくことについても触れて「批判を忘れた国はいずれ大きな過ちを犯す」と懸念を示した。

 最後に長妻代表代行は格差が相当広がっていることに触れ、「格差が小さくなる方向で所得再分配による人への投資を訴えている」と民進党の政策をアピール。「(安倍政権の)この流れを反省させなければ後戻りできなくなる。強い危機感を持って小川敏夫さんを、良識の府参議院に再び送ってほしい」と訴えて小川候補への支援を求めた。

小川敏夫候補

小川敏夫候補

小川敏夫候補

 検察官、裁判官、弁護士、そして国会議員と法律に関わるプロとしてキャリアを積んできた小川敏夫候補は、この参院選は安倍政権の暴走を止めるために大切な選挙だと訴えている。安倍政権が日銀総裁や法制局長官も従来では中立の立場でなければいけない役職も意のままになるようにしていると指摘し、「安倍さんの意のままにはならないということをこの選挙で示すしかない」と訴えた。また、自民党の憲法改正草案について、「平和がなくなり、基本的人権の尊重もなくなり、緊急事態条項も独裁政権になるひどい内容」と断じたうえで「日本だけが戦争して軍隊が出る時、誰が兵隊を担うのか。若い皆さんのお子さんやこれから産まれてくるお子さんたちが戦争に行かされ、惨禍を味わうことになる。その選択はこの選挙。「いまもこれからもしっかり平和な日本、日本から世界を平和にする理念をしっかり進めるために頑張る。安倍政権は許さない。徹底的に戦うことをお約束してご支援のお願いとする」と決意を述べて支援を呼びかけた。

雨の最終日に支援を求める

雨の最終日に支援を求める

商店街を練り歩き

商店街を練り歩き

菅元総理も応援