全農林労働組合(全農林)が7月22日、静岡県内で第62回定期大会を開き、党を代表して岸本周平ネクスト農林水産大臣があいさつを行った。
岸本ネクスト農林水産大臣は冒頭、20日に衆議院の農林水産委員会で熊本震災の災害復旧の現場の視察に行ったことを報告し、地元農政局職員の奮闘ぶりを称えた。また先に行われた参院議員選挙の結果については「自民党の単独過半数を許した。大変な敗北だ。応援していただいた皆さまに申し訳ない」と陳謝した。そして一部には3年前より獲得票は増えているという声があることについて触れ「民進党は新しい政党として生まれ変わったのであるから、比較してはならない。民進党はまだ国民の期待を受け止める政党になっていない。ゼロからのスタートだ」との見解を示し、「お見捨てなきよう、引き続きご支援いただきたい」参加者に訴えた。
全農林の石原富雄委員長もあいさつで参院選挙に触れ、「衆参で与党が3分の2を超えるかが大きな争点であったにもかかわらず多くの国民にその重要性が認知されなかった。安倍政権は現行憲法とは逆に、権力者ではなく国民を縛る内容の自民党改正草案を実現させようとしている」と危機感を示した。