大畠章宏副代表は26日、静岡県内で開かれたJAM(ものづくり産業労働組合)第18回定期大会に来賓として出席し、党を代表してあいさつした。
大畠副代表は、勇退した津田弥太郎前議員の後任として先の参院選に立候補したJAM組織内の藤川しんいち候補が惜敗したことについて、「党としてご支援いただいた皆さまに非常に申し訳なく思う」と述べた。また民進党代表選挙が9月15日に実施される旨を報告し、「日本はいま流動的だ。代表選挙に出る候補者には『民進党とは何か』を明確にし、国の方向性をしっかり示す義務がある。闊達(かったつ)な議論を期待したい」と述べ、複数候補が立候補しての代表選が望ましいとの考えを示した。
JAMの宮本礼一会長はあいさつの中で、JAM結成以来維持してきた国会の議席を失ったことを報告した上で、「個別企業労使では解決できない重要な政策課題へ対応するのが産別組織の役割だ。組合員や社会からの負託に応える組織になるべく、いかなる困難な環境にあっても次の国政選挙に向けての議論を進める」と述べ、国会の議席確保に向けた決意を表した。