蓮舫代表は6日、滋賀県の琵琶湖を訪れ、琵琶湖の環境の現状と課題等について視察した(写真上は、土壌サンプルを手に湖底の土壌環境の説明を聞く蓮舫代表ら。右から、琵琶湖環境科学研究センターの田中明夫氏、山本正県議会議員、田島一成ネクスト環境大臣)。
蓮舫代表は現在の湖の環境を把握するために乗船。船上で西嶋栄治滋賀県副知事や県琵琶湖環境部の担当者から琵琶湖のあらまし、琵琶湖の保全及び再生に関する法律(昨年成立・施行)と県の主な取り組みについて説明を聞いた。
同法は、琵琶湖を「国民的資産」と位置づけて保全・再生を図ることにより、住民の健康な生活環境の保持と近畿圏の健全な発展に寄与し、あわせて湖沼がもたらす恵沢を将来にわたって享受できる自然と共生する社会の実現を目指している。現在、この法律に基づき、水質汚濁防止のための措置、外来動植物による被害防止、水草の除去、水産資源の適切な保存・管理、環境に配慮した農業の普及、エコツーリズムの推進、湖上交通の活性化、景観の整備・保全、教育の充実――などが行われている。
説明後、水の透明度を確認したり、水草の採取に立ち会った。
視察後、記者団の取材に応じた蓮舫代表は、「琵琶湖の水質、あるいは外来魚や外来植物、水草等の問題が深刻化していることがよく分かった」「自然を再生させるためには予算が必要だが、環境に適した補助金が足りないということも感じた。引き続き環境再生について、国ができる取り組みを行なっていきたい」と語った。
視察には、田島一成ネクスト環境大臣、山本正県議会議員、党滋賀県連関係者らが同行した。