民進党は18日午後、党本部で「指定都市行財政問題懇談会」を開催した。この会合は、民進党所属の指定都市市議会議員と国会議員が、全国20の政令指定市が抱える行財政問題や各都市の課題等について年1回意見交換するもの。
川合隆史千葉市議会議員の司会で始まり、松原仁団体交流筆頭副委員長が国会議員を代表してあいさつ。「これからは地方の時代であり、災害や高齢化問題、空き家対策などについて、財政ひっ迫の状況下でもさまざまな改革に取り組む必要がある。意見要望を聞かせていただき今後の施策に生かしていきたい」と述べた。出席議員の自己紹介の後、指定都市市長会がまとめた「大都市財政の実態に即応する財源の拡充についての要望」について説明を受け、意見交換を行った。国から地方への税財源移譲や公共交通機関などインフラ整備の問題、さらに特別市制度などについて活発な議論が行われた。最後に、奥野総一郎「次の内閣」ネクスト総務大臣が「地方はお金が足りない、必要な所にお金が回っていない状況。われわれは皆さんの立場でこれからも取り組んでいく」と意見表明した。
〇出席議員
・指定都市市議会議員(15人)
菅野太一札幌市議会議員、村上一彦仙台市議会議員、西山幸代さいたま市議会議員、川合隆史千葉市議会議員、押本吉司川崎市議会議員、藤崎浩太郎横浜市会議員、佐藤成子静岡市議会議員、田中照彦浜松市議会議員、隠塚功京都市会議員、木畑匡堺市議会議員、平木博美神戸市会議員、羽場頼三郎岡山市議会議員、山本昌宏広島市議会議員、白石一裕北九州市議会議員、田中慎介福岡市議会議員
・国会議員(11人)
松原仁衆院議員、奥野総一郎衆院議員、武正公一衆院議員、田嶋要衆院議員、古川元久衆院議員、泉健太衆院議員、北神圭朗衆院議員、高井崇志衆院議員、緒方林太郎衆院議員、松野頼久衆院議員、平山佐知子参院議員