榛葉賀津也参院国会対策委員長は30日午後、定例の記者会見を国会内で開き、自民党の松山参院国対委員長との会談で党首討論の開催など民進党側が要望した4項目についていずれも合意したと述べた。
松山国対委員長との会談では、(1)12月1日に参院TPP特別委員会で5時間の集中審議(2)12月7日に党首討論――の開催を合意したと報告。加えて、新潟、青森両県で高病原性鳥インフルエンザの疑いのある事例が発生したことを受け、この問題について参院農林水産委員会で審議すること、まだ大臣所信を聴取できていない沖縄及び北方問題に関する特別委員会、北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会、消費者問題に関する特別委員会の3特別委員会で今国会中必ず所信とそれに対する質疑を行うことを合意したと述べた。
また、昨日衆院本会議で強行可決した、いわゆる年金カット法案の審議入りについての提案が自民党側から提案のあったものの、「まだ環境が整っていない」ことから丁重にお断わりしたとした。
党首討論の見所を問われると、「蓮舫代表の瞬発力と突破力に任せて、中身は代表一任、乞うご期待。法案のみならず海外情勢も極めて緊迫しており、経済状況も不安的になってきているので議題には事欠かないと思う。どのテーマをどの切り口で議論するかは代表の腕次第なので代表に任せたい」と述べた。