近藤昭一副代表は2日、部落解放同盟が大阪市内で開いた第74回全国大会に民進党を代表して出席し、あいさつした。
近藤副代表は「皆さまのご尽力をいただき、先の国会で部落差別解消推進法が成立した。法律では『現在もなお部落差別が存在する』との認識を示したうえ、「部落差別」の文言が法律名に盛り込まれたもので非常に画期的だ」と述べるとともに、「法成立は部落差別に限らず、差別のない社会への第一歩だ。今後も実効性のある中身にするために、ともに頑張ろう」と力を込めた。
部落解放同盟の組坂繁之委員長はあいさつの中で「昨年は部落解放、人間解放のために79年の生涯を終えた松本治一郎先生の生誕50周という節目の年であった。リーダーの教えを胸に、われわれはこの『部落差別解消推進法』を武器として人権侵害救済の法制度の制定に向けてさらにがんばっていきたい」と決意を新たにした。