小川敏夫参院議員会長は16日午後、定例記者会見を国会内で開いた。

 参院予算委員会での稲田防衛大臣の答弁について、「『(森友学園の起こした民事訴訟に)出廷していたことを忘れていた、訴訟委任の辞任を忘れていた』ということだが、顧問をしていた方の事件で、非常に印象的な出来事もあったという方。そういう方の事件は、忘れることはないのではないか。弁護士をやっている私の経験からもそう思う」と指摘した。

 南スーダンPKO自衛隊の日報問題については、「『すぐ消去した』と言っているが、日報は紙ではなく電子データ。コンピュータを解析していつ消去されたのか、客観的に解明して国民に説明されたらどうか。防衛大臣は役所の弁護人でなくて、国民側に立ってしっかりと役所を指導する役割がある」と強調した。 

 参院予算委員会の大阪現地視察については、「今日現地に行っている。籠池理事長の説明を聞いた上で、しっかり調査していただきたい」と述べた。