民進党の安住淳代表代行は17日、定例記者会見を国会内で行い、(1)籠池氏の証人喚問(2)陸自のPKO日報隠ぺい問題(3)政労使の時間外労働上限「月100時間未満」合意等について発言した。

 森友学園への国有地払下げ問題をめぐって籠池理事長の証人喚問を23日に行うことで与野党が合意したことについて問われ「偽証罪に問われる立場で話してもらう重要な案件だ。私たちは、どちらかの立場ではなく、国民の皆さんの立場に立って、真実はどうなのかということをしっかりただしていきたい」等と語った。

 「廃棄した」としていた南スーダンPKO日報を陸上自衛隊が保管していたことが明らかになり、隠ぺいが疑われている問題について「隠ぺいは自衛隊の致命傷になる。南スーダンに派遣されている事案は大変重い。それに対して事実を隠したり、陸幕の幹部が(隠ぺいに)かかわっていたら戦前の軍隊と同じと疑われかねない。戦後作り上げてきた自衛隊への信頼を揺るがしかねない事態だ」と問題視した。