全自交労連・交通労連ハイタク部会・私鉄総連ハイタク協議会で構成される「ハイタクフォーラム」7日、東京都内で開いた3・7ハイタク労働者春季総決起集会に、近藤昭一副代表らが出席し、激励のあいさつをした。
集会では民進党タクシー政策議員連盟幹事長の辻元清美衆院議員がタクシー業界に関わる情勢報告を行い、政府の規制改革推進会議が一般のドライバーが料金をとって自家用車で利用客を送迎する、いわゆるライドシェア解禁の検討を始めたことを受け、「国土交通省もライドシェアは利用者保護の観点から難しいと明確な意思を示している。しかし回答には『今のところ』という枕ことばが付いており、引き続き目を光らせていく」と述べた。
近藤副代表は、「ライドシェアは明らかに白タクであり違法。世界各国で混乱や問題が起こっており、政府もそれは認めている。日本の交通が世界に誇れるのは『安心・安全』という点であり、それを皆さまと手を携えて守り抜きたい」と力を込めた。
集会には羽田雄一郎団体交流委員長や増子輝彦同委員会顧問の両参院議員らも参加した。また、集会後には国会内で全自交労連・交通労連ハイタク部会・私鉄総連ハイタク協議会から「ライドシェア(白タク)の合法化に反対し、交通の安全・安心を守るための請願書」約2万5千筆が民進党の国会議員らに手渡された。