民進党代表 蓮 舫

 1年前の今日発生した熊本地震により、多くの尊い人命が失われました。あらためて哀悼の意を表しますとともに、御家族や友人をなくされた方々、いまだに心身の傷が癒えぬまま日々過ごされている方々、今なお避難生活を強いられている皆さまに心よりのお見舞いを申し上げます。

 熊本地震による被害からの復興はいまだ終わっていません。みなし仮設住宅などの仮住まいを余儀なくされている方は現在でも4万人を超えています。また、震災関連死の犠牲者の方は増え続けています。

 さらに、復興の妨げとなっている災害廃棄物の処理について、政府は「計画通り進んでいる」というものの、発生から一年がたった今なお44%しか行われていません。特に、益城町内ではいまだ処理できない瓦礫が山積みされたままとなっているのが現状です。

 今後、熊本地震からの復興を加速させるために、災害復旧等に係る財政支援や、被災者の方々の生活及び再建のための支援、特に、いわゆる社会的弱者の方々に対する特別支援などを、より一層充実させなくてはなりません。

 民進党は、真の復興を実現するために、被災地の皆さまに寄り添って共に歩み続ける決意です。

以上

PDF「【代表談話】熊本地震から1年を迎えるにあたって」【代表談話】熊本地震から1年を迎えるにあたって