民進党の蓮舫代表は4日、7月に実施される東京都議会議員選挙の党公認候補予定者である興津秀憲(おきつ・ひでのり)元都議会議員、末松義規(すえまつ・よしのり)元衆院議員・東京都19区総支部長らとともに東京・国分寺駅前で街頭演説を行った。

 「怖い女と紹介をいただいた」と切り出した蓮舫代表は、都政を含め、今の政治に対して「笑っている場合か。野党としてここは絶対許してはいけない。立法府に身を置く者として行政監視をしなけれなならない」と表明。加計学園疑惑、共謀罪強行採決、年金カット問題、介護報酬切り下げなどに見られる、安倍総理やその妻、腹心の友を優先し、一般国民を後回しにする政治の弊害を痛烈に批判。「これが古い、古い自民党の政治だ。このやり方はおかしい。しっかり行政監視をしていきたい」と民進党の果たすべき役割について語った。

 興津秀憲候補予定者は、都議会が果たすべき役割について、旧民主党が主張した「コンクリートから人へ」に代表される「人への投資」を重視する政治の重要性を訴え「間違っていなかった」と指摘。自身の政策について「コンクリートから人へ再び」と訴えていると説明し、その具体策として、東京都による保育士育成、奨学金を受けている大学生や専門学校生の利子負担を軽減するための利子補給制度の導入等を提案した。