第193通常国会の閉会日にあたる18日、民進党の蓮舫代表は東京・銀座4丁目で「国会審議封殺の共謀罪強行抗議!加計・森友疑惑徹底追及!」をテーマにして街頭演説会を開いた。蓮舫代表のほか、山尾志桜里国民運動局長が弁士に立ち、松尾明弘(まつお・あきひろ)東京都2区総支部長が司会を務めた。

 通常国会で明らかになった安倍1強政治について蓮舫代表は、「政治に安定をもたらしたかもしれない」と指摘したうえで、「その安定感が安倍総理や総理夫人の近くにいるお友達だけに特別に便宜を図るような『古い、古い、古い政官業癒着の政治』に戻した」と政治の劣化現象に強い懸念を示した。

 さらに安倍1強政治によって「(行政が)資料は出さない。記憶はない。記録はない。調査はしない。個人攻撃する」組織へと転換したため、このような政府に共謀罪を与えてしまったら、「『この道しかない』と言った安倍総理の方針は、『いつか来た道』に戻る」と警鐘を鳴らし、この間違った安倍政治を正すには国民の政治への関心が重要だと呼びかけた。