野田佳彦幹事長は24日、東京・町田市にある山崎団地センターバス停で、東京都議選の今村るか公認候補者と街頭演説会を行った。
野田幹事長は、加計学園問題などの真相究明のために、予算委員会集中審議や前川・前事務次官らの証人喚問を要求したが自民党が拒否しているため、憲法53条に基づいて臨時国会の召集要求書を国会に提出したことに触れ、「真相究明のための臨時国会召集要求を直接総理に言おうと思ったが、断られた。官房長官でいいから会おうじゃないかと言ったら、断られた。これが現実。(総理が言った)『真摯(しんし)な説明責任を果たす』、嘘じゃないか。臨時国会を開催するか閉会中の審査をするか、これは都議選の結果を見て判断すると自民党の国対委員長自らが言っている。だったら、都議選の結果で、ふたを閉じた国会のふたを開けようじゃないか。その受け皿は、この町田では今村るか候補だ」と自民党が逃げ続ける加計学園問題などの真相究明を実現するためも、民進党候補者を支援してほしいと求めた。
今村候補は、自身が町田市内の中学校に通っていたときには1学年に11クラスもあったというエピソードを紹介しながら、「今は少ない子どもたちの数。ぜひ私たちの次の世代を担う子どもたちに、親の所得の格差によって教育の格差が生まれることのないように、教育費などを無償にしていく。東京都でもしっかりと奨学金や給食費の無料化への取り組み、少人数学級をぜひ実施していきたい」と教育の無償化を東京都でも独自に進めていくことなどを訴えた。
演説会には他に本村賢太郎衆院議員、牧山ひろえ参院議員、櫛渕万里東京23区総支部長、岡田啓連合東京会長らが参加した。