民進党は30日夜、東京・町田市の丸井前で政談演説会を開き、蓮舫代表、東京都議選の町田市選挙区から立候補している今村るか公認候補者が弁士を務めた。
蓮舫代表は、厚生労働省が27日に発表した調査結果に触れ、「7人に1人、そして、1人親家庭に至っては2人に1人の子どもが貧困だということがまた明らかになった」と述べ、「なんでこの飽食という時代に食べられない子どもがいるのか。学びたくても高校、大学に行けない子どもがいるのか。わたしたち政治家が考えるのは学生が来るかどうかわからない、獣医師になっても仕事があるかどうかもわからない、そこに皆さんの私学助成金という税金を注ぐのではなくて、家庭を選べない、生まれてくる家を選べない、その子どもたちの可能性を広げるために税金を再分配することこそが政治の責任だと考えるがいかがでしょうか」などと聴衆に呼びかけた。
今村候補は、「この10年間、皆さんには一貫してチルドレンファーストの都政を作る、人にやさしい都政をつくる、このように申し上げてきた。これは、子どもたちだけを優遇する、そういう意味ではない。子どもを大切にする、そしてまた、子どもたちが私たちのこの町田で自ら成長していける、そんな環境を優先的に創っていきたい。このように皆さんに訴えてきた。子どもたち、そして人口ではわずか15%に満たないその子どもたちが、いずれ私たちのまちと東京を、そしてこの日本を背負って立つ。その未来への投資をいま政治に関わるものとして責任を果たしていきたい」などと訴えた。
演説会では他に、笠浩史、本村賢太郎両衆院議員、牧山ひろえ参院議員、櫛渕万里東京23区総支部長らが弁士を務めた。