山井和則国会対策委員長は29日、北朝鮮が北海道上空を通過する弾道ミサイルを発射したことを受けて国会内で開かれた与野党国対委員長会談に出席。笠浩史国対委員長代理が陪席した。
会談後に山井国対委員長は、共産、自由、社民の国対委員長らと記者団の取材に応じ、「明日30日に防衛大臣・外務大臣出席のもとで衆院安全保障委員会閉会中審査を開催することで与野党間で一致した」旨を語った。
その上で山井国対委員長は、「再三再四、今まで北朝鮮情勢等について安全保障委員会の閉会中審査や臨時国会の開会要求を野党がしてきたことに対し(与党は)まったく応じてこなかった。その対応には問題があったということは言わせてもらった。同時に明日も限られた時間であり、質疑が不充分であれば引き続き閉会中審査を行うことが必要ではないかと(与党側に)言った。例えば、万全な態勢で国民の命を守ると言いながら、Jアラートが本当に万全な態勢になっていたのかどうか。その辺りに対しては国民の間でも不安と疑問が多少あるのではないかと思う。そういうことについても明日審議ができればと思っている」と述べた。