民進党は19日午後、前原誠司代表新体制のもとでの「次の内閣」第1回会議を国会内で開いた。「次の内閣」と政務調査会の役員構成を決定するとともに、取り沙汰されている28日の臨時国会冒頭解散に向け「衆院選マニフェスト」「民進党政策集」について協議した。
前原代表は冒頭のあいさつで、「北朝鮮が核実験やミサイル発射を繰り返し行っている状況で政治空白を生んでいいのか。森友・加計問題の会計検査院や設置審の報告が10月にある。これが総理は本当に嫌なんだろう。その疑惑を晴らされる前に解散をしようということは言語道断だ」と自公政権の政治姿勢を厳しく批判した。
枝野幸男代表代行は「臨時国会で議論させる。遠からずある総選挙で自民党よりわれわれが素晴らしい政策を持っていることを皆さんと示していきたい」と「次の内閣」メンバーに呼びかけた。
階猛政務調査会長は「野党は選挙で勢力を拡大することが至上命題だ。選挙の機会はチャンスであり、それをものにするために良い政策を打ち出していかなくてはいけない。前原代表が掲げてきた『All for All』という理念を具体的な政策に短期間で形作っていきたい」などとあいさつした。