松野頼久国会対策委員長は20日、自民党の森山国会対策委員長と国会内で会談した。終了後に記者団の取材に応じた松野国対委員長は、「昨日の申入れに対して、自民党としては総理から解散を何も聞いておらず、分からないのでお答えはできないということだった」と自民党から回答があったことを説明した。
安倍総理が28日に衆院解散を考えているという報道を受けて松野国対委員長は、「これだけ北朝鮮の危機がある中で、衆院という1つの国会の院を40日間なり30日間なりなくていいということ。これはもう国会に対する冒とくと言うよりも、あまりにも国会をないがしろにし過ぎているということは申し上げた。これはきちっと議長に申し入れに行きたい」と議長へ申し入れする考えを明かした。
同席した山井和則国対委員長代行からは、今日、年金支給漏れ問題を受けて行われている厚生労働委員会での審議を受けて、「総理入りでしっかりと閉中審査を年金の支給漏れ問題等でやるべきだという話になり、いま理事会で協議をするところだ」と総理出席の上で厚生労働委員会を開催することを要請しているとの報告があった。