民進党の那谷屋正義参院国会対策委員長は15日、国会内で記者会見を開き、今後の国会日程等について話した。
自民党の参院国対委員長と14日に会談し、参院側の日程に関して17日に安倍総理の所信表明、21、22日に代表質問を行うという提案を了承したと那谷屋参院国対委員長は報告。「予算委員会、各員会の大臣所信、質疑、法案処理をきちんと行うよう申し入れ、自民党にのんでもらった。議院運営委員会理事会で22日までの日程についてはすべての会派から了解を得た」と語った。
自民党が野党側の質疑時間割合を削るという暴挙に出た衆院文部科学委員会の加計学園問題に関する質疑についても言及し、「衆院の議論を聞いて、なかなか深まっていない、もう少し深掘りしたいということが出てくる。(それに対応するよう)衆院が15日にやったから参院が16日ということではなく、今国会中に必ず行うということで(自民党から)約束を取り付けた。いつになるかは今後の日程によって多少流動的になるが、大臣の所信を聞いて行政がどういう方針で運営されていくかが述べられたのち、そうしたさまざまな質疑を行うことの方が大事なので、その原則にのっとって対応していく」との意向を示した。