沖縄県の石垣市が2010年に制定した「尖閣諸島開拓の日を定める条例」の記念式典が14日、同市内で開かれ、民進党から原口一博副代表が出席し、党を代表してあいさつした。

 原口副代表はこの冒頭で、これまでの同市の努力、八重山諸島や周辺の領海警備に当たってきた海上保安庁の現場職員らに心から謝意を表明した。

 そのうえで原口副代表は、領土・領海の維持・振興に関する民進党のこれまでの対応について(1)重要な港湾、水、土地を安定的に維持するための施策の一環として、尖閣諸島国有化の決断をしたこと(2)離島の安定的な維持を可能にするために領域警備法案の策定に取り組んだこと(3)民主党政権が導入した沖縄振興一括交付金制度を通して新石垣空港や市内の港湾を整備してきたこと――の3点を挙げた。

 最後に、尖閣諸島の安定的な維持管理を図るため、党派を越えて努力していくと出席者らに約束した。