民進党2018年度定期大会で、各党メッセージに続いて増子輝彦幹事長が登壇し、「2018年度活動方針案」「規約改正案」「組織規則改正案」「代表選挙規則改正案」「倫理規則改正案」「2018年度予算・2017年度決算」の議案の提起を含む幹事長報告を行い、拍手で了承された。
増子幹事長は党大会議案の報告・提案に先立ち、「国会議員の数が3分の1になってしまったため、昨年の党大会と比べ風景が大きく変わった」としつつ、「しかし、これまでと変わらないことがある。地方代議員の皆さん、都道府県連の一つも欠けることなく集まっていただいている。ここにこそ、私たち民進党再生の原動力がある」と述べた。
そのうえで、活動方針の柱は(1)党の運営に地域主義を徹底させること、党本部の意思決定過程、政策をまとめる過程で地域の皆さんの参加を得ること(2)国会対策のみならず地方組織の在り方、選挙対策も含め、民進党出身の政党、政治家が再び結集し、安倍政権の傲慢(ごうまん)な政治に対決していくこと――の2つだと表明。具体的な取り組みとして以下の点を挙げた。
- 常任幹事会等への地方自治体議員の参加・女性議員の参加を進める
- 党員・サポーター制度の改革
- 地方自治体議員の総支部長選任や行政区支部の設立要件緩和など、地域事情を踏まえた組織の活性化
- 現在の議員数・職員数の実情を踏まえた党本部機能・事務局体制の再編
- 地域での地域政党・友党との連携
これらを着実に実施するために、関連する規約や規則改正も提案すると説明した(PDFダウンロード参照)。