岡田代表と泉健太党府連代表は9日、京都市伏見区内にある社会福祉法人「フジの会」を訪問し、高齢者福祉や保育の現場を視察した。
施設の担当者らは、「特に高齢者介護の人材確保が大きな問題。団塊の世代の超高齢化が進む中、困難な状況が続く」と厳しい見通しを訴えた。国が進める高齢者施設の「個室化」について、「国の方針だが、施設の経費面での問題もある」という問題提起も受けた。岡田代表も「入所を待っておられる方がいるなかで、個室化だけでいいのか」と疑問を呈した。
「こういう施設の現場は、365日働いている。一定の人に負担が偏るなど、職員の子育ての時短制度を、うまく運用できないという側面もある」という指摘に対して岡田代表は、働く人のキャリア、待遇が適正に上がっていく仕組みが必要だと述べた。