蓮舫代表代行は27日、小西ひろゆき候補者とともに千葉県内各所で街頭演説を行い、「小西さんは憲法より介護のプロ、育児のプロ。絶対に皆さんの思いに応える政治家だからこそ、しっかり選んでいただきたい」とを求めた。
蓮舫代表代行
蓮舫代表代行は、安倍政権が介護体制不足への対策として選挙直前に打ち出した50万人分の施設整備について、「『働ける人がいないから入所者を集められない』という現場の声をまったく踏まえていない」と批判。さらに昨年4月から、要介護度1・2の人たちが特別養護老人ホームに入所できなくなったことについて、「もっとも認知症を発症しやすい人たちが施設に入れなければ、家で見るしかない。なにが『介護離職ゼロ』なのか」と怒りを込め、「今必要なのは介護職員の給料を改善し、働きたい人に確かな収入を確保することだ」と訴えた。
小西ひろゆき候補
小西ひろゆき候補者は、自らの政治家として原点について、自身が10歳の時に脳卒中で倒れ、救急車のたらい回しに遭って寝たきりになった父親を、21年にわたって介護してきた経験にあると述べた。当時は介護保険もなく、施設を転々とした後に、ある理学療法士との出会いでリハビリをすることができたと語り、「その時に住んでいる地域によって受けられる医療のレベルが違うということに気付いた。それは実は、今でもそうだ」と指摘した。「千葉はこれから全国で最も急速に高齢化が進んでいく。かけがえのない命や尊厳を守る『福祉のまちづくり』を着実に進めていかなければならない。父の介護経験を胸に刻み、引き続き全力で『福祉のまちづくり』を頑張らせてほしい」と再選にかける思いを訴えた。