枝野幸男幹事長は29日夕、愛知県武豊町で開かれた街頭演説会で、伊藤たかえ候補とともに「この選挙で民進党を勝たせてほしい」と訴えた。伴野豊衆院議員も参加して伊藤候補への支持を呼びかけた。
伊藤たかえ候補
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伊藤候補は演説で、「私は、今回の参院選での争点は、アベノミクスがどうだとかそんなものではない。安倍総理が本当にやりたいことは憲法改正だ」と指摘し、「この安倍総理の暴走を皆さん一緒に止めてください。このままでは、私たちが育てた子どもたちを戦争に行かせることになるかもしれない。私は1人の母親として、いつの間にか戦争を堂々とできる国になっているような国で子育てはできない。武器を持って地球の裏側に行くのではなく、地球の裏側に行く時は、水を、食料をそして教科書を持っていく――そんな国であり続けるべきだ」と訴えた。
1歳と3歳の子どもを育てている母親であり、家族の介護にも直面している伊藤候補は、「政治というものは、言葉を話せない赤ちゃんや、障害を持つ人、大きい声を出せないおじいちゃん、おばあちゃん、そういう人たちのためにあるはずだ。だから、そちらを向いて政治をできる普通の人間を国会に送ってほしい」と聴衆に支持を呼びかけた。
枝野幸男幹事長
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枝野幹事長は、「政治は何のためにあるのか。株とか為替ももちろん大事だが、でもそちらに偏り過ぎてはいないか。本来の政治とは、普通の人が普通に暮らしていくもの。親の介護や子育てもあると思う。病気でどうしようという時もある。この3年半、政治の中でこうした普通の暮らしが軽くなっていないか」と、今の安倍政権の行う政治が国民から離れすぎていることを厳しく批判した。「強いものだけに目を向ける政治ではなく、普通の人に寄り添う政治を、普通の人の中から出てくる政治を実行・実現できる、伊藤たかえ候補に力を与えて欲しい」と訴えた。
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