枝野幸男幹事長は7月28日、NTT労働組合が都内で開いた第19回定期全国大会に出席し、党を代表してあいさつした。
枝野幹事長はまず、定期大会への祝意と日頃からの支援と協力への謝意を表した後、「第24回参院選での石橋通宏候補(比例代表)の再選と、組織重点候補である福山哲郎候補(京都府選挙区)、小西洋之候補(千葉県選挙区)の当選をはじめ、全国的なご支援を頂いたことに感謝申し上げる」と述べた。
そして、「安倍1強政治に対する反転攻勢の3つのポイントが重要」とし、「第一に、謙虚な反省が必要だが、我々の理念・考えを、自信をもって国民の皆さんに訴えることだ。下野した後、自分たちはダメだと謙虚に言っていたが、有権者に自信をもって訴えることが大切である。第二に、現政権との違いについてわれわれの考えをはっきり訴えること。子育て・雇用・老後の問題について背伸びするのでなく、地に足を付けた政策を訴えること。第三は、地道な地域活動の大切さだ。石橋候補のように日頃の地道な活動が選挙結果に反映されている。労組におんぶ抱っこ肩車の状態ではなく、まずは民進党として自前で整えること、その上で、労組の皆さんのご支援を頂くことだ」と述べた。その上で、「皆さんの思いに応えるためにも、民進党は一致結束して事に当たっていく。現政権は普通ではないので年内の解散総選挙があってもおかしくない。ここ数年の政治状況からわれわれがしっかりしないといけないので、今後さらなるご支援をお願い申し上げる」とあいさつした。
NTT労働組合の野田三七生中央執行委員長はあいさつで、第24回参院選での全国の取り組みへの御礼などを述べた後、定期大会での議案討議に資する課題を紹介し、NTT労組が進める運動・活動への結集を要請した。
同大会には、再選を果たした石橋議員、福山議員、小西議員のほか田嶋要衆院議員、吉川沙織参院議員、山井和則衆院議員も出席した。また滋賀選挙区で惜敗した林久美子前参院議員も御礼のあいさつをした。