参院予算委員会は11日、2016年度第2次補正予算に関する締めくくり質疑を終え、各会派による討論を行った。民進党からは伊藤孝恵議員が反対の立場から討論した。
伊藤議員は「総理が重視してきた企業収益は減少に転じ、実質賃金は低下、それに伴い消費は低迷している。補正予算は2兆7500億円もの新たな国債発行を財源として、従来の自民党が行なってきた古臭い、緊急性の疑わしい公共事業を行うもの」と指摘、「経済が上向いたら生活が良くなるのではなく、生活が上向いたら経済もよくなる」という民進党の考えを伝え『人への投資』にかじを切ることを提案した。
そして「民進党は、これからもチルドレンファーストで、働く生活者目線の提案を続けていくことを約束する」と決意表明し討論を終えた。