民進・新緑、希望の会、無所属クラブの野党3会派は9日、議員立法「児童の通学安全の確保に関する施策の推進に関する法律案」(児童通学安全確保法案)を共同で参院に提出した(写真は参院事務総長に法案を手渡す提出者。左から民進党の神本美恵子、斎藤嘉隆両議員)。

 この法案は、通学中の交通事故の発生を防止するとともに、犯罪行為や災害等から子どもたちの安心、安全を守るため、(1)通学時の子どもの安全確保策について国が基本指針、市町村が基本方針と児童通学安全計画を定める(2)市町村が作る安全計画には、小学校ごとに組織された児童通学安全協議会(市町村、小学校、道路の管理者、都道府県公安委員会、保護者、地域住民で構成)の意向を反映する(3)安全計画に基づいて、国から市町村・都道府県に交付金を交付し、必要な事業を実施する――などの対策を講じるもの。

 同法案は、2013年の6月と11月、2014年の4月と11月、2015年7月にも野党各党で共同提出したが、与党が協力せず成立には至っていない。

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