野田佳彦幹事長は30日、定例記者会見を国会内で開き、参院予算委員会の質疑などについて考えを述べた。
参院予算委員会で蓮舫代表が質疑に立つなど論戦が繰り広げられている中、野田幹事長は、「働き方改革のうち長時間労働規制の重要なポイントは、休息時間をどう取るかのインターバル規制だ。今日の安倍総理の答弁を含めて、政府の考えていることは、民間に丸投げしようとしているのではないかという懸念を強く持った。あらためて、われわれが提出している長時間労働規制法案をしっかりと議論してもらい、成立させるように努力すべきことを痛感した」と述べた。
トランプ米大統領によって大統領令が次々と発令されている現状について、「国際社会、米国内で混乱が広がっている。この動きを日本も注視していかなければならない。米国社会の魅力であった寛容さが失われていくことに、危惧を持たざるを得ない」と述べ、「日米関係は大切な2国間関係であり、きちんと言うべきことは言うべきだ」と見解を示した。