衆院予算委員会で17日、安倍内閣の基本姿勢・社会保障等の集中審議が行われ、民進党質疑者の4人目として質問に立った辻元清美議員は、南スーダンでのPKO活動について稲田朋美防衛大臣の見解をただした。
辻元議員は、南スーダン情勢について防衛省から稲田防衛大臣への説明と、派遣されている自衛隊員の家族への説明に違いがあることを指摘。例えば、大臣には21カ所、南部北部を含め衝突があると説明しているが、同じ頃の家族への説明ではジュバから遠く離れた北部で2カ所だけ衝突があるとしていたという。
この事について稲田大臣は、「いきなり言われて、この場で確認できない。本当にそういった説明だったか、しっかり確認しないと正確な答弁ができない」と述べた。
これに対し辻元議員は、この資料は昨日防衛省から提出された資料であるにも関わらず答弁できず知らないと言うのは「驚きだ」と延べ、家族に対しても「誠実な態度ではない」と厳しく追及した。