民進党安全保障調査会長 岡田克也
北朝鮮による度重なる弾道ミサイルの発射は、我が国をはじめとする東アジア、国際社会全体の平和と安全を損なう暴挙であるとともに、付近を航行中の航空機や船舶の安全を損なう危険極まりない行為であり、重ねて厳重に抗議し、強く非難する。また、これは累次の国連安保理決議に明白に違反した、国際社会に対する挑戦であり、断じて容認できない。
日本政府は、日米韓を始め、国際社会と協調し、北朝鮮のこうした暴挙が繰り返されることのないよう、強いリーダーシップを発揮すべきである。併せて北朝鮮への各種制裁がより効果的になるよう、中国をはじめ関係国への働きかけを更に強めるべきである。今後特に重要なのは、日米はもとより、日中、日韓の首脳レベルでの迅速かつ緊密なコミュニケーションである。政府にはさらなる外交努力を求めたい。
また政府においては、引き続き警戒監視、情報収集を続け、国民の安全確保と的確な情報提供に、より一層万全を尽くしてもらいたい。高度2000キロを超える新型ミサイルとの情報もあり、今回の弾道ミサイル発射について検証・分析し、追加的情報を入手した際には、速やかに国民、国会に対して情報提供を行うよう求める。
以上