日本化学エネルギー産業労働組合連合会(JEC 連合)が20日、広島市内で開いた第16回定期大会に民進党を代表して山尾志桜里国民運動局長が出席しあいさつした。
山尾議員は、昨夏の参院選や先の都議選でのJEC連合の支援・協力に御礼を述べるとともに、JEC連合から税制改正や予算要望、薬価制度改革方針や産業政策に関し、あらゆる場面で民進党に要望をいただくことで、政策立案や委員会質疑にも反映することができると、日々の取り組みにあらためて感謝の意を示した。
「野党を支持して何が出来るのか」と自身もよく問われるという山尾議員は、昨年の国会で待機児童問題を安倍総理に質し、1週間で2万7682人の署名を集め政府に申し入れをし、子育て関連予算を引き出した例を挙げ、「野党であっても実現出来ることがあることを一つでも多く示していきたい」と熱く語った。
大会には連合の神津里季生会長も来賓出席し、一部専門職を残業代の支払いなど労働時間規制から外す「高度プロフェッショナル制度」を含む労働基準法改正案の修正を巡り、政労使合意が取り沙汰されている件に触れ、「民進党とのコミュニケーション不足もあった」と陳謝した。
JEC連合の平川純二会長はあいさつで「多様性を受け入れる組織を目指す」とし、JEC連合6部会に女性役員を1人選出することや、政策活動の充実に向け新たに「JEC連合組織内重点支援議員団」を編成する等の報告をした。