民進党安全保障調査会長 岡田克也
北朝鮮は本日朝、北海道上空を通過する弾道ミサイルを発射し、襟裳岬東方約1180kmの太平洋上に落下した。日本上空を通過するミサイル発射という暴挙は、我が国および地域の平和と安全を著しく損なう、より深刻な脅威であり、断じて容認できない。北朝鮮に対し厳重に抗議し、強く非難する。
北朝鮮の行為は明白な安保理決議違反であり、我が国のみならず、国際社会に対する重大な挑戦である。北朝鮮のミサイル発射、そして核開発を阻止するために、先般国連安保理で採択した追加決議はじめ経済制裁を国際社会全体で徹底する必要がある。 日本政府は、強固な日米同盟を背景に、韓国、中国と緊密に協議することが極めて重要である。
また、安倍総理は、「政府はミサイル発射直後からミサイルの動きを完全に把握しており、国民の生命を守るために安全に万全の態勢をとってきた」と述べたが、ミサイル落下の10分前に「頑丈な建物や地下に避難して下さい」と警告するJアラートが、果たして国民の生命を守るために「万全の態勢」といえるのか、政府の対応や国民保護のあり方について、十分な検証が必要である。
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