希望の党公認で千葉9区から立候補した奥野総一郎候補は19日、千葉市内の都賀駅前で小池百合子代表、民進党の長浜博行、小西洋之両参院議員らと街頭演説を行い、雨の中集まった有権者に支持を呼び掛けた。
奥野候補は「なんとしても安倍1強政治を終わらせたい。なんとしても新しい政治を。反対だけでもなく、自民党でもなく、皆さんの声に寄り添った新しい政治を。奥野誠一郎に4期目をやらせていただきたい」と支援を求めた。
また奥野候補は加計学園問題に触れ、「選挙が終わった来週の月曜日、23日にも認可されるんじゃないかという一部報道がある。もしそれが本当なら、この選挙は森友・加計を隠すための選挙だ」「自分の身を守るためにお金を、そして国の権力を私物化した」と批判。「権力を私物化するような総理は許せない」「安倍1強の流れを止める」とし、有権者の皆さんの力を貸して欲しいと訴えた。
小池代表は、安倍総理の言う女性活躍について「女性の活躍と安倍政権はずっと言っているが、世界比較では日本の女性の活躍ランキングはどんどん下がる一方だ。理由は簡単だ。他の国は女性をもっと生かすことがその国にとっていいことだと確信を持っている。うわべだけの女性政策をやっていてもだめだ」と指摘。1963に作られた所得税の配偶者控除制度についても「当時、どういう時代だったか。戦後の復興から高度成長へ、女性は家にいて家事をして子育てをして、親の面倒を見て、男性は外に出て働きましょうという時代の枠組みと、これからの枠組みは違う」と訴えた。
小池代表は同郷の奥野候補について、「国会でも『奥野総一郎ここにあり』というような質問をビシバシ飛ばしてきた」「安倍1強政治の中、いろんな予測では、さらに力をつけるだろうという話になっているが、いけない。ここは安倍1強政治にノーをはっきりと言える政治家をこの地域から、小選挙区で勝たせてほしい」と奥野候補への支援を訴えた。