民進党は27日午後、「指定都市行財政問題懇談会」を党本部で開催した。この会合は、指定都市市議会議員と国会議員が、指定都市(全国20市)が抱える行財政問題や各都市の課題等について年1回意見交換するものの一環。
平木博美神戸市会議員のあいさつで始まり、大塚耕平代表が国会議員を代表して「先の総選挙での混乱をおわび申し上げる。現在、党県連組織や自治体議員の皆さんからご意見を頂いて党再生に向けて取り組んでいるところ。当会議では指定都市が抱えるさまざまな問題について意見要望を聞かせていただき、今後の施策に生かしていきたい」とあいさつした。出席議員の自己紹介の後、指定都市市長会がまとめた「大都市財政の実態に即応する財源の拡充についての要望」の説明を受け、意見交換を行った。就学前教育の無償化や環境税の問題、下水道などインフラ整備、さらには特別自治市制度等について活発な議論が行われた。結びに、足立信也政務調査会長から「地方分権を本気でやるなら政権交代しかない。皆さんのご意見も踏まえてこれからも取り組んでいく」と総括して終了した。
出席議員
指定都市市議会議員(14人)
松原淳二札幌市議会議員、村上一彦仙台市議会議員、田畑直子千葉市議会議員、木庭理香子川崎市議会議員、坂本勝司横浜市会議員、小田貴久相模原市議会議員、佐藤成子静岡市議会議員、土居芳太名古屋市会議員、平木博美神戸市会議員、池田林太郎神戸市会議員、森山幸治岡山市議会議員、山本昌宏広島市議会議員、白石一裕北九州市議会議員、栃木義博福岡市議会議員
国会議員(6人)
大塚耕平代表、小林正夫副代表、増子輝彦幹事長、足立信也政務調査会長、牧山ひろえ国民運動局長、古賀之士参院議員