与野党9党の国会対策委員長らが12日、国会内で会談した。会談では(1)国会での質問時間の配分(2)沖縄の米軍ヘリ落下物・不時着事故についての閉会中審査の開催(3)党首討論の開催――について与党側に求めたことを会談終了後、平野国対委員長は記者団に説明した。
沖縄の米軍ヘリ不時着事故等についての閉会中審査の開催について平野国対委員長は、「現地調査をしっかりしなければいけないということで野党で行くが、与党はこの問題の重要性を考えていない」と述べたうえで、与党に対して「閉会中審査を早く開きなさいとやりとりをした」と要求したことを語った。
これに対する自民党の対応は、「現場からまだ(返事が)上がってこない」という回答だったことを明かした。動きの遅い与党に対して平野国対委員長は「今回のヘリコプターの問題は人命にかかわる。そこを即動かないのは国家は何をしているのかと思われる」と憤りを述べた。
平野国対委員長は党首討論の開催は合意したと説明し、「QT(党首討論)を開くから予算委員会の審議日数を減らすとか時間を減らすというのは論外」「これだけ野党が乱立しているから、今の45分では足りない。時間を増やしてほしいと要望している」と党首討論を開くからといって、質問時間を減らすことのないように与党に求めていることも説明した。