蓮舫代表は29日午後、来日中のフィリッポ・グランディ国連難民高等弁務官と党本部で会談した。

冒頭、蓮舫代表はグランディ氏の来日を歓迎。グランディ氏は謝辞を述べるとともに、難民問題は超党派的な課題であり、日本としては人道の観点からよりリーダーシップを発揮してもらいとの期待感を示した。

 これに対し蓮舫代表は、難民問題は党派を問わず取り組むべき課題である旨述べた上で、現下の世界情勢について「難民、移民に対する考え方が変わりつつある」との懸念を明らかにした。グランディ氏は蓮舫代表の懸念に同調し、難民を政治問題化してはならず、人道的な観点からの対処が必要であると訴えた。 難民問題の解消について、蓮舫代表はシリア問題を一例に、国際的な枠組みの強化について党としても協力していきたいと応じた。

 会談には牧山ひろえ国際局長が同席し、難民の発生自体を減少させる方法などについて尋ねた。グランディ氏からは、紛争予防の重要性などについて指摘があった。

会談後の集合写真

会談後の集合写真