江田憲司代表代行は25日、杉並区の西荻窪駅前で東京都議会議員選挙の杉並選挙区から立候補している田中朝子候補の応援演説を行った。
田中候補は「東京都はこれまで財政的に裕福だったが、ここ5年間で上がり続けていた税収が今年は6年ぶりに減収となった。金額にすると、およそ1750億円の減収となり、豊洲の問題やオリンピックの問題に無駄なお金を費やす余裕はなく、今後は行財政改革を進めて都民の皆さまから納めていただいた税金を無駄に使わないという覚悟で都政運営を行わなくてはならない。今年は予算編成にあたって、初めて事業評価を行い、800以上ある事業の見直しにより、およそ720億円の無駄遣いを指摘した。その中の300億円を組み直すことにより、子育て支援、待機児童対策に充てた。東京都の喫緊の課題である子育て支援、介護への支援などの問題解決を考えた時に、税金の無駄遣いは絶対に許されず、行財政改革を強力に推し進めなければならない」と訴えた。
応援演説のマイクを握った江田代行は、「これまでは都議会のドンがこの都政を牛耳って来た。この現状を昨年生まれた新知事が打ち破った。『権力は腐る』と言うことは国政でも同じであり、森友問題、加計学園の問題もしかり、安倍チルドレンと呼ばれる当選2回の議員が起こす不祥事はまさに腐った権力の産物と言える。一方で、知事のお陰で当選した議員が、仮に知事が間違った判断をした時に、それに対して反対と異を唱えることができるのか、イエスマンの集まりになるのではないか」と述べた。
「田中朝子候補はここで生まれ、働きながら子育てをしてきた経験、福祉・介護の現場に身を置いて実証してきた経験、さらには杉並区議を2期、都議会議員を1期務め、杉並のことを知り尽くしている人物であり、皆さんの身近な問題を解決する議員に田中朝子さんを選んでほしい」と力強く訴えた。